経路検索サービス「駅すぱあと」を手がける株式会社ヴァル研究所(本社:東京都杉並区、代表取締役:菊池 宗史)は、「駅すぱあとアプリ」のユーザーを対象に、公共交通機関の混雑に関する意識調査を行い、その結果を公表しました。連休中に実際に体験した混雑と、ふだんの混雑への向き合い方について聞いています。
2026年のシルバーウィークは、9月19日(土)から23日(水)までの5連休でした。2015年以来11年ぶりの大型連休で、9月24日(木)・25日(金)に休暇を取れば27日(日)まで最大9連休となりました。大型連休中は旅行や帰省、行楽などで公共交通機関を利用する機会が増える一方、混雑も気になるところです。そこで同社は、連休中の公共交通機関の混雑に関する実体験や、ふだんの混雑に対する意識についてアンケートを実施しました。
- 回答者:「駅すぱあとアプリ」を利用している男女 4,332名
- 調査期間:2026年9月29日〜10月5日
- 調査方法:インターネット調査

連休中に公共交通機関で外出した人の6割以上が「混雑を感じた」
回答者のうち、2026年9月19日(土)〜27日(日)に電車やバスなどの公共交通機関で外出した人は85.6%(3,709人)でした。この人たちに混雑の程度をたずねると、「非常に混雑していると感じた」が15.0%、「やや混雑していると感じた」が52.1%となり、6割以上が混雑を感じていました。
「全く混雑を感じなかった」と答えた人を除く3,580人に、混雑で困ったことを聞いた結果は次のとおりです。
- 1位:「座れなかった」43.5%
- 2位:「人が多くて疲れた」39.6%
- 3位:「乗り降りしづらかった」32.8%

8割以上がふだんから混雑回避の工夫をしている
ふだん混雑を避けるためにしていることでは、「出発・帰宅時間をずらす」が46.3%でトップでした。続いて「座れる可能性の高い車両・乗車位置を選ぶ」が39.3%、「混雑している電車を一本見送る」が24.6%となっています。「特に何もしていない」と答えた人は19.4%でした。
自由回答では、利用者それぞれの工夫も寄せられました。抜粋して紹介します。
- 通学の時にラッシュを避けるために朝早く家を出る(10代男性)
- 始発の各駅停車に乗って混雑を避けて、座って移動している(10代女性)
- 人混みを避けられてホームまですんなり行けるので、混雑する駅を利用せず一駅歩いて乗る(50代女性)
- 宿泊を伴う時は、スーツケースは宅配の往復便を利用して身軽に移動するようにしている(50代男性)

許容できる時間は「10分程度」、追加料金は「払いたくない」が最多
混雑した電車などを避けるために、移動時間がどのくらい増えても許容できるかを聞いたところ、最も多かったのは「10分程度」の41.5%でした。一方で、「移動時間が増えるなら、混雑していても気にしない」と答えた人は14.3%でした。
混雑を避けて快適に移動できるなら追加でいくらまで払えるかという質問では、「追加料金は払いたくない」が36.1%で最多となりました。ただし、何らかの金額を許容する人は合計で63.9%にのぼります。金額別では「500円程度」19.8%、「300円程度」18.2%、「100円程度」14.2%の順でした。

移動の基準に「快適さ」も
ヴァル研究所は今回の結果について、混雑による不便は遅れや乗り損ねといった「移動の効率」よりも、座れない、疲れる、乗り降りしづらいといった「移動の快適さ」にあらわれているようだと分析しています。そのうえで、移動手段や経路を選ぶ基準として「早さ」や「安さ」だけでなく、「どれだけ快適に移動できるか」も重視されていることがうかがえるとしています。同社は今後も、多様化する移動のニーズに柔軟に対応し、利便性の向上に努めるとしています。
「駅すぱあと」は、1988年に公共交通機関の経路検索サービスとして日本で最初(同社調べ、調査年月:1988年2月)に発売されたサービスです。鉄道・バス・航空・船など日本全国の公共交通の情報と独自のロジックをもとに、最適経路や運賃情報を提供しています。交通費精算や通勤定期代の支給計算といった法人向けサービスとも連携しており、取引実績は12万社以上にのぼります。
出典:株式会社ヴァル研究所