# 漆を「媒介者」として描く沖田愛有美の個展「What Carries」、GALLERY ROOM・Aで11月21日から

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- 公開: 2026-10-28T13:59:58+09:00
- 更新: 2026-10-28T13:59:58+09:00
- カテゴリー: カルチャー
- 言語: ja

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株式会社The Chain Museumは、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker（アートスティッカー）」が運営するコマーシャルギャラリーGALLERY ROOM・Aで、沖田愛有美の個展「What Carries」を開催する。会期は2026年11月21日(土)から12月20日(日)まで。漆をメディウムとして絵画を手がける作家による展示だ。

参考作品画像 《碧藻》
思い通りにならない素材「漆」との共同制作

沖田が使う漆は、ウルシの木の樹液であり、人間の思い通りにはならない自然物だ。沖田はこの漆を、人と自然、そして世界をつなぐ「媒介者」と捉えている。

漆は、温度や湿度、季節によって色の出方や乾き方が変わり、時間とともに少しずつ表情を変えていく。沖田はこうした性質に向き合いながら、自身の手技と素材の応答によって生まれる対話を、一種の共同制作として作品に落とし込んでいる。作家の一手に予想を超えた変化で応える漆は、作品の完成後も時間をかけて塗面の透明度を増し、内側に潜む色やイメージを浮かび上がらせていくという。

展覧会ステートメントで沖田は、漆は木にとって傷口から流れ出る血液のようなものだとつづっている。漆が固まるのは、木が傷口をふさいでかさぶたをつくろうとする働きの名残であり、漆はいまも、かつていた森の環境を求めているという。制作中は、手を動かしているのは自分なのに、漆のほうから自分がどうありたいのかを訴えかけてくるといい、沖田は毎日その様子を観察し、反応を読み取ろうとしている。

参考作品画像 《水辺》
タイトルが示す「何かを運ぶ存在」

展覧会タイトルの「What Carries」は、水や鳥、風のように世界のあいだを巡り、何かを運び、またもたらす存在を示唆している。沖田にとって制作とは、世界と私たちが交わる場で、そうした媒介者の応答に耳を澄ますプロセスだという。

主催者は、人間の活動と自然環境が切り離せないほど絡み合う現代において、沖田の作品は普段意識することのない非人間的な存在や、世界を巡る目に見えない息づかいへと静かに意識を向けさせるものだとしている。

作家プロフィール

沖田愛有美は1994年岡山県生まれ、石川県在住。2018年に金沢美術工芸大学 油画専攻を卒業し、2020年に同大学 工芸専攻修士課程、2024年に同大学 博士後期課程美術研究領域を修了した。主な個展に2026年の「透明な重力について」（Edit Room／東京）、2025年の「枝に生ぶ卵 とけきらぬ果実」（galleria PONTE／石川）などがある。2026年には第17回岡山県新進美術家育成「Ｉ氏賞」大賞を受賞したほか、2025年には第3回 BUG ART AWARD ファイナリストに選ばれている。

開催概要と作品の購入方法

出展作品はArtSticker限定で販売される。販売はすべて先着制で、受付開始は2026年11月21日(土) AM 8:00から。会期前にプライスリストを希望する場合は、問い合わせフォームから連絡する仕組みとなっている。

- 展覧会名：沖田愛有美 個展「What Carries」

- 会期：2026年11月21日(土) 〜 12月20日(日)

- 会場：GALLERY ROOM・A

- 住所：東京都墨田区本所2-16-5　KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS 1F STORAGE 1

- 開催時間：8:00〜23:00

- 休館日：会期中無休（祝日も開廊）

- 観覧料：無料

- アクセス：都営浅草線「浅草駅」徒歩8分、「本所吾妻橋駅」徒歩9分、都営大江戸線「蔵前駅」徒歩9分

会場のGALLERY ROOM・Aは、アートストレージとホテルが融合した宿泊施設「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」の1F「STORAGE 1」に、2021年4月10日にオープンしたギャラリーだ。企画・運営はArtStickerが担っている。建物のエントランスに面した1Fスペースにあり、宿泊者以外も鑑賞できる。

出典：株式会社The Chain Museum

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