茶色の服の男

好奇心旺盛な若い女性が主人公の冒険小説(ロマンスあり)という感じでした。

アガサ女史がこの感じで書く作品はテンポがよくて気持ちよく読めます。
主人公がメインの物語ですが、合間にとある人物の『日記』の内容が挟まれる形で進行します。
日記には主人公の脚のすばらしさについて書かれていたりする。文章だけみると面白スケベオヤジだ。
なぜそんなおかしな日記が合間に挟まれるのかは終盤で明らかになる。

著者の他の冒険モノもいくつか読んでますが、今のところはこれが一番いい感じかなと思っています。
ポアロにも若々しさを少し分けてあげて。