火曜クラブ

ミス・マープルの短編集。

ひとところに集まった男女6人が謎に満ちた話を持ち寄って推理勝負をする。
そんな素敵趣向の火曜クラブ。
マープルもその輪に加わり(あやうくハブられそうになるが)、軽やかに謎を解決へ導いていく。編み物しながら。
他の参加者は彼女のスマートな解決ぶりに舌を巻く。
褒められるマープルだが、長い人生経験と村という狭い人間関係の中で培った観察力がうまく働いているだけだと言う。
歳を重ねるごとに彼女の推理力は高まっていくのだろうか。素晴らしい。

先日読んだトミー&タペンスの短編もよかったけれどこちらも良き。