僕が死んだあの森

森は好きじゃない。いや怖い。

幼い頃、近所の森で正体不明の何かに頭を噛まれて以来怖くなった。
振り返らず一目散で家に帰って、毒らしきものにしばらくうなされた。
今日が自分の命日だと思い、痛さより怖かった記憶。海の中も怖いけれど今のところは森のほうが怖い。

海外の森って樹木の背が高くて見通しが良さげで、なんとなく入りやすそう。獣がいるだろうな。
森に秘密基地作ったり、カッとして友人を枝で殴りつけたり。ありそうな話。
何かに噛まれたぐらいであんなに怖いのに、幼いながらに罪を背負うってどれだけの怖さなのだろう。つらすぎる。