
迷いの渦中にいる新米パパが書いた育児の記録
セルバ出版(東京都千代田区/代表取締役 森忠順)は、波多野裕太さんの著書『夫婦で描く「わが家の育児論」 新米パパが妻と見つけた、 正解のない育児との向き合い方』を発売します。Amazonでは2026年10月27日、書店では29日に発売されます。
著者の波多野さんは、上場IT企業で人事マネージャーとして働きながら、組織人事コンサルタントやエグゼクティブコーチとしても活動しています。本書は、波多野さんが妻とともに経験した妊娠と出産、そして0歳の娘の育児をもとにまとめた一冊です。育児を知り尽くした先輩として振り返るのではなく、新米パパとして迷っている最中に執筆しました。著者によると、書いている時点で娘はまだ生後1歳未満だったといいます。
夫婦の失敗や妻とのすれ違い、妻との対話の過程といった、「泥だらけの今」だからこそ残せる実体験が描かれています。こうした実体験と「26の問い」を手がかりに、読者がパートナーと話し合いながら自分たちの「わが家の育児論」をつくっていけるよう後押しする内容です。
さらに、企業で使われる組織マネジメントの考え方や業務改善の手法を、家庭や育児にどう生かすかについても紹介しています。著者の専門的な知識とスキルを、夫婦の対話や家族づくりに結びつけた構成になっています。
「育児の正解」ではなく「わが家の答え」を探す
育児用品をそろえ、手続きを済ませても、夫婦の考え方まで自然にそろうわけではありません。どんなパパ・ママでありたいのか。仕事と育児をどう両立するのか。家事や育児をどう担うのか。意見が食い違ったときに、どう話し合うのか。子どもに何を願い、どんな家族をつくりたいのか。
仕事では、目的を決め、役割を分担し、段取りを整えて成果を出してきた人でも、家庭では正論や計画だけでは前に進めないことがあります。夫婦は、それぞれ違う経験や価値観を持つ二人だからです。育児には、すべての家庭に当てはまる一つの正解はありません。本書は、専門家が模範解答を教える本ではなく、一組の夫婦が迷い、ぶつかり、ときには笑いながら、問いと対話を通じて自分たちなりの答えを探した記録です。
各節の末尾には、同じ出来事を妻がどう感じていたのかを綴った「妻の視点」も収録されています。自分では育児に向き合っているつもりでも、妻にはそう見えていなかったこと。よかれと思ってかけた言葉が、相手を傷つけていたこと。話し合って初めて、同じ出来事をまったく違う角度から見ていたと気づいた経験が語られます。どちらか一方が正しいと示すのではなく、夫婦がどこですれ違い、どのように対話を重ねたのかを描いています。
著者は、描いたのはキラキラした子育てではなく、ごく普通の夫婦が迷い、ぶつかり、それでも対話を重ねていく等身大の日々だとコメントしています。AIは一般的な正解を、育児の専門家は育児の知識や選択肢を教えてくれます。しかし、「自分はどんなパパでありたいのか」「私たちはどんな家族をつくりたいのか」という問いには、あらかじめ用意された正解はなく、夫婦が本音で話し合いながら二人で見つけていくものだと語っています。そのうえで、本書がパパ自身の在り方を考え、パートナーと本音で対話を始めるきっかけになり、夫婦が育児に向き合うチームへと少しずつ変わっていく一助になればうれしい、としています。
3種類・全26の問いで夫婦の対話を深める
- パパとして自分に向ける問い:自分はどんなパパでありたいのか。何を大切にし、何を手放し、何を引き受けるのか。パパになる自分自身の価値観や覚悟を深めます。
- 夫婦で向き合う問い:家事や役割分担、感情の扱い方、生活のリズム、キャリアとの両立を二人でどう考えるのか。互いの違いを知り、二人なりの育児の方針を少しずつ育てていくための問いです。
- 家族として育てる問い:子どもに何を願い、何を届けたいのか。この家だからこそ、どんな経験ができるのか。夫婦という枠を超えて、「どんな家族をつくっていくか」を考えるための問いです。
本書は「はじめに」から始まり、第1章「過去を振り返り、土台を確かめる」、第2章「スタートダッシュ期(妊娠期間)」、第3章「ガンダッシュ期(出産~育児スタート)」と続き、「おわりに」で締めくくられます。第2章は「パパとして自分に向ける問い」と「夫婦で向き合う問い」で構成されています。第3章は、この2つに「家族として育てる問い」を加えた3つのパートで構成されています。
著者プロフィールと書誌情報
波多野裕太(はたの・ゆうた)さんは、1996年に新潟県新潟市で生まれ、千葉大学法政経学部を卒業しました。日系コンサルティング企業で、医療機関や中小企業を対象とした組織マネジメント支援に携わったのち、現在は上場IT企業の人事マネージャーとして、組織戦略、組織開発、人材・文化醸成、DE&Iなどを担当しています。中小企業診断士の妻とともに企業の経営顧問を務めるほか、経営者や個人、チームへのコーチングも行っています。2025年に第一子となる長女が誕生しました。note「はたこ|波多野裕太」でも発信しています。
- 書名:『夫婦で描く「わが家の育児論」 新米パパが妻と見つけた、 正解のない育児との向き合い方』
- 著者名:波多野裕太
- 発売日:2026年10月29日
- 定価:1,925円(本体1,750円+税10%)
- 判型:四六判
- 頁数:216頁
- ISBN:9784868510956
- 発売元:株式会社セルバ出版
- 販売場所:10月29日より全国書店そのほかで順次発売予定
出典:株式会社 セルバ出版