独学大全

無知くん「無知をどうにかしたいんです」。

切実である。私の人生まもなく半世紀。
生きれば生きるほど己の無知さに悩み、もがきながらも学ぶことを続けている。
本書にこんな一節があった。
”書物は変わらないが、読み手は(それを取り巻く世界は)変わる。だからこそ、書物を手元に置き、繰り返し読むことに価値がある”。
この本で学べることは非常に多い。一周読んだからそれで終わりとはきっとならない。
何度も再読し、新しい気付きを何度も得るはず。

この鈍器本は手元に置くに値する本だと私は思う。私の無知への悩みも、いつかきっと消えてゆく。