実在する寺院の所蔵品や僧侶の書画をデザインに取り入れるアパレルブランド「僧伽-SAMGHA-」が、協力寺院の募集を始めました。あわせて、寺院から提供された梵字をもとにした新作Tシャツ2種を、オンラインショップで発売しています。ブランドを運営するのは、東京都江東区のWeb-Design.LINK合同会社(代表社員:梅木千世)です。

僧侶の梵字をデザインした新作Tシャツ2種
1つ目は「Tara- 矜羯羅童子梵字[僧伽-SAMGHA] Bonji T-Shirts」です。不動明王に仕える二童子のひとり、矜羯羅童子を象徴する「タラ」の梵字をあしらっています。矜羯羅童子の名はサンスクリット語のキンカラ(Kiṃkara)に由来します。合掌した穏やかな姿で表され、素直さと従順、そして慈悲の心を象徴するとされています。
2つ目は「梵字 般若波羅蜜多[僧伽-SAMGHA] Bonji T-Shirts」です。梵字で綴った「プラジュニャーパーラミター(Prajñāpāramitā)」をデザインしています。この言葉は智慧の完成を意味し、般若心経をはじめとする般若経典の中心となる教えです。
価格はどちらも4,980円(税込)です。半袖と長袖から選べ、サイズはS/M/L/XL/XXL/XXXLを用意しています。いずれも、寺院から提供された僧侶による梵字をもとに制作されています。

所蔵品の写真を預けるだけで商品化、協力寺院を募集
地方では、無住職寺院の増加や檀家の減少によって、寺院が所蔵する書画や古文書を維持し、受け継いでいくことが難しくなっています。「僧伽」は、こうした所蔵品をデザインとして現代に生かし、海外からも購入できるオンラインショップで販売しています。販売価格の一部は、提供元の寺院へ還元されます。今回の募集は、この仕組みを広げることが目的です。
寺院側に求められるのは、所蔵品の写真素材を提供することだけです。主な条件は次のとおりです。
- 実物の貸出・発送・移動は不要で、預かるのは所蔵品の写真素材のみ
- 製作・在庫管理・販売・発送・お客様対応は、すべて「僧伽」が担当
- 初期費用・月額費用・在庫の負担はなし(商品は受注生産)
- 販売ごとに価格の一部を寺院へ還元(詳細は個別に契約)
募集の対象は、書画・古文書・仏像・経典など、所蔵品を商品として活用することに関心のある寺院です。宗派や地域は問わず、地方の寺院や無住職の寺院も歓迎しています。
協力までの流れは、まずinfo@web-design.linkへ問い合わせます。次に、所蔵品の写真素材を提供し、活用範囲を相談します。その後、使用範囲と還元条件を明記した契約を結び、デザイン、商品化、販売開始へと進みます。

寺院に還元する循環モデルを目指すブランド
「僧伽-SAMGHA-」は、実在する寺院の所蔵品や僧侶の書画をデザインに生かし、販売価格の一部を提供元の寺院へ還元する循環モデルを目指すアパレルブランドです。運営元のWeb-Design.LINK合同会社は、Webエンジニアリング、IT講師、海外EC運営、アパレルブランドの運営を手がけています。