東京都と東京国際文化芸術祭実行委員会は、2026年10月10日(土)から12月31日(木)まで、都市そのものを舞台にした新しい文化芸術祭「ARTE TOKYO(アルテ・トーキョー)」を開催しています。この芸術祭に、3つの特別企画が新たに加わりました。
追加された企画は、浜離宮恩賜庭園で開かれる夜のアートプロジェクト「チームラボ 浜離宮」、目 [mé]が手がける巨大な顔のプロジェクト「まさゆめ」の奥多摩町・代々木公園での実施、そして都内39の美術館・博物館が一斉に夜間開館する「ARTE TOKYO × NIGHT MUSEUM」の3つです。あわせて、代々木・渋谷エリアのコアプログラム2件の追加と、128件に拡大したパートナープログラムの最新情報も発表されました。

特別名勝の庭園が作品空間に「チームラボ 浜離宮」
「チームラボ 浜離宮」は、アートコレクティブ・チームラボが日没後の特別名勝・特別史跡に新たな景色を生み出すアートプロジェクトです。プロデューサーには、まちを舞台にアートとテクノロジーを掛け合わせたプロジェクトを数多く手がけてきた杉山央氏(新領域株式会社)が就いています。長い歴史を重ねてきた庭園そのものを作品空間とし、自然、人、アートが響き合いながら刻々と移り変わる体験が用意されます。日本庭園の伝統美と都心の高層ビル群が重なる、東京ならではの景観の中で展開される点も特徴です。
チームラボは2001年に活動を始めたアートコレクティブで、アート、サイエンス、テクノロジー、自然界の交差点を探る国際的な学際的集団です。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、さまざまな分野のスペシャリストで構成されています。チケットは10月23日(金)からチームラボ公式WEBサイトで販売が始まっています。
- 会場:浜離宮恩賜庭園(東京都中央区浜離宮庭園1-1)
- 開催期間:2026年11月25日(水)~12月24日(木)
- 開催時間:18時~21時15分(最終入場20時30分)。作品を最適な環境で見せるため、開場時間が前後する場合があります。天候などの状況により、一部作品の展示を中止する場合もあります
- 料金:大人2,500円、中高生1,500円、小学生900円、未就学児無料、障がいのある方1,250円
- 事前日時指定予約制で、現地でのチケット販売はありません。完売していない場合は、当日も公式チケットサイトで購入できます

奥多摩町で初、代々木公園では5年ぶりの「まさゆめ」
「まさゆめ」は、現代アートチーム・目[mé]のアーティスト荒神明香が14歳のときに見た、巨大な人の顔が月のように浮かんでいる夢から着想を得たプロジェクトです。世界中から集めた実在する人の顔の中から一人を選び、その顔を巨大な立体物として空に浮かべます。2021年には「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」として代々木公園などで実施され、東京の空に突如現れた巨大な顔が大きな話題を集めました。その後、2023年にポルトガル・リスボン、2024年にスペイン・マドリードなどでも実施されています。
今回は、ARTE TOKYOの特別企画として、まず11月21日(土)・22日(日)に奥多摩町で初めて実施されます。山地の美しい稜線や、東京の水源地といわれる地域ならではの神聖な空気感の中に、これまでにない「まさゆめ」の風景が現れます。続く12月には、代々木・渋谷エリアのコアプログラムとして、作品が初めて発表された代々木公園で5年ぶりに実施されます。コロナ禍の2021年に発表された「個人」の顔が「公」の風景に現れるこの作品が、2026年にあらためて登場することになります。
実施概要
- 奥多摩町:実施予定日は2026年11月21日(土)・22日(日)、時間は13時30分~17時30分(予備日は11月28日(土))。掲揚場所は奥多摩総合運動公園で、周辺はスペースが限られているため、観覧場所として奥多摩町立氷川小学校の校庭(無料・予約不要、東京都西多摩郡奥多摩町氷川278番地、JR青梅線 奥多摩駅から徒歩約5分)が用意されています
- 代々木公園:実施予定日は2026年12月5日(土)・6日(日)、時間は5時30分~11時00分(予備日は12月19日(土))。掲揚場所は代々木公園中央広場
- 駐車場には限りがあるため、公共交通機関での来場が求められています。安全運営上の理由から、作品が降下している時間帯もあります
- 荒天や風の影響、安全上の理由などで実施が難しいと判断された場合は中止となり、いずれの実施予定日にも掲揚できなかった場合は予備日に実施されます。最新の実施状況はARTE TOKYO公式SNS(Instagram、X、FaceBook、アカウントは@artetokyo)で確認できます

39館が一斉に夜間開館「ARTE TOKYO × NIGHT MUSEUM」
11月6日(金)・20日(金)の2日間には、都内39の美術館・博物館が参加する夜間開館プログラム「ARTE TOKYO × NIGHT MUSEUM」が初めて開催されます。これだけ多くの館が秋の宵に一斉に夜間開館するのは初めての試みです。参加館には、アーティゾン美術館、国立新美術館、国立西洋美術館、東京国立博物館、東京都現代美術館、東京都写真美術館、森美術館、東京都美術館、江戸東京たてもの園などが名を連ねています。一部の館では「100万人のクラシックライブ」と連携したミニコンサートが開かれるほか、都立文化施設では「ミニコンサート“Museum × Music!”」が実施されます。なお、“Museum × Music!”は上記の日程以外にも実施されます。
- 開催日:2026年11月6日(金)・20日(金)
- 参加館:都内39の美術館・博物館(館によって参加日が異なります)
- 開館時間・入館料・実施内容:参加館により異なります。記載の日程以外にも夜間開館を実施している場合があります
- 協力:100万人のクラシックライブ

代々木・渋谷エリアに新たなコアプログラム2件、パートナープログラムも128件に
代々木・渋谷エリアのコアプログラムには、新たに2件が加わります。12月4日(金)から27日(日)まで、代々木公園のパノラマ広場周辺ではALTEMYによる「UNPROGRAMMED | 適合をほどく森」が、渋谷門橋では永山祐子+中村夏野による「Urban Sign as a Desire Path」が展開されます。前者は透ける森と映る森を通じて見る側と見られる側の境界をほどき、身体で環境に出会う作品、後者は鮮やかな色彩と橋の長さを強調する形、歪む遠近感によって人々を公園の森へと引き込む作品です。また、都内各地の文化芸術プログラムとつながる「パートナープログラム」は、9月15日の発表時の113件から128件まで拡大しました。各プログラムの開催日時や場所などの詳細は、公式WEBサイトで順次公開される予定です。