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オフィスに“アトリエ”を 三井不動産のフロアで東京藝大大学院の彫刻家が常駐制作、NOMAL「WORK WITH ARTIST」が第一弾

オフィスに“アトリエ”を 三井不動産のフロアで東京藝大大学院の彫刻家が常駐制作、NOMAL「WORK WITH ARTIST」が第一弾

株式会社NOMAL(本社:東京都中野区、代表:松本祥太郎)のアート事業であるNOMAL ART COMPANY(事業代表:平山美聡)が、企業のオフィスの中にアーティストのアトリエを設けるプロジェクト「WORK WITH ARTIST」を本格的に始動しました。働く人とアーティストが日常的に交わることを目指す取り組みです。第一弾の連携先は三井不動産株式会社です。2026年10月1日から、東京藝術大学大学院に在籍する彫刻家の今里亮介氏が日本橋室町三井タワーのオフィスフロアに常駐し、制作を続けています。

社員との交流のほか、ワークショップも
社員との交流のほか、ワークショップも

完成した「作品」ではなく「創作する人」をオフィスへ

AIをはじめとするテクノロジーの進展で働き方が大きく変わり、オフィスという場の役割や、人間ならではの創造性の価値が改めて問われています。NOMAL ART COMPANYはこれまで、駅やオフィス、会議室など日常を過ごす場所にアーティストが出向いて作品を生み出し、「日常とアートの交差点」をつくってきました。

「WORK WITH ARTIST」は、その取り組みをさらに一歩進めたものです。オフィスに置くのは完成した“作品”ではなく、“創作する人”そのものです。ワーカーが働くフロアの中にアトリエを設け、アーティストが日々制作を行います。そうすることで、一見かけ離れたアートとビジネスが日常的に交わる場をつくります。

日本橋室町三井タワー11階で彫刻家が制作

第一弾では、日本橋室町三井タワー11階のオフィスフロア内にアトリエを設置しました。今里氏は社員が働くすぐそばで日々制作に取り組んでいます。社員との交流や対話を重ねながら、三井不動産が仕事や街づくりで大切にしている理念や価値観を踏まえたコンセプトアートを制作します。完成作品は、2026年度内に同フロアのオフィスエントランスへ設置する予定です。期間中は、アーティストとの日常的な交流に加えて、社員参加型のワークショップも実施します。

今里氏は2002年熊本県生まれです。2026年に東京藝術大学美術学部彫刻科を卒業し、現在は同大学大学院美術研究科彫刻専攻修士課程に在籍しています。主な素材は木で、鑿を用いて彫刻作品を制作しています。木を削り、鑿の跡を積み重ねていくことで生まれる造形や質感が特徴で、素材と向き合いながら作品をつくり上げています。

今里亮介
今里亮介

アーティストの存在が組織にもたらす変化を検証

このプロジェクトは、作品を制作・設置して終わりではありません。アーティストの存在が働く人や組織にどのような変化をもたらすのかを検証する実証の場としても位置づけられています。プロジェクト後には社員アンケートなどを実施し、次のような観点から変化を検証します。

  • アートやアーティストとの距離感
  • 新しい視点や刺激の有無
  • 会社の理念や価値観について考える機会
  • 仕事や働き方への影響

完成作品だけでなく、制作途中の試行錯誤やアーティストとの対話が日常にあること自体の価値を可視化していく考えです。制作現場を公開するメディア内覧会は11月17日に実施します。検証結果は2027年4月頃に公表する予定です。

三井不動産株式会社ビルディング本部の担当者は、普段のオフィスにはいないアーティストが社員と同じ空間で制作することで、どのような対話や新たな発見が生まれるのかをとても楽しみにしているとコメントしています。また、アーティストとともに、自社が仕事や街づくりにおいて大切にしている価値観を考え、作品として形にするプロセスが新たな気づきをもたらし、組織としての一体感を育むきっかけになることに期待を寄せています。

アーティスト側にも新たな創作拠点と社会との接点を

アーティストが企業やビジネスパーソンと継続的に関わる機会は、まだ多くありません。また、都市部でアトリエを確保することも活動上の課題の一つです。企業の中に創作拠点を設けることで、アーティストは新たな制作環境を得られ、普段接点の少ないビジネスパーソンと交流する機会も生まれます。企業がアーティストに場所や機会を提供するだけでなく、アーティストの思考や創作の姿勢が企業に新しい視点をもたらし、その出会いが再びアーティストの創作へと還っていく。「WORK WITH ARTIST」は、こうした双方向の関係づくりを目指しています。

NOMAL ART COMPANY事業代表の平山美聡氏は、オフィスへのアート導入サービスを始めた理由として、「空間にアートがあると確実にワーカーのモチベーションが上がる」「ワーカーとアーティストが関わることは双方にとってプラスになる」という強い確信があったことを挙げています。さらに、自分の世界観を表現し続けるアーティストの存在が身近にあることでワーカー自身がもっと自由になり、新しい発見を経て、結果的に創造的な仕事につながっていくと信じていると語っています。

出典:株式会社NOMAL

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