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“好き”を趣味で終わらせない。高校生の作品を販売する「Hotaru BASE」が校内アートフェスを開催

“好き”を趣味で終わらせない。高校生の作品を販売する「Hotaru BASE」が校内アートフェスを開催

兵庫県明石市に本校を置く青楓館高等学院の生徒アートプロジェクト「Hotaru BASE」が、2026年11月3日(火)から11月10日(火)まで、校内アートフェス「Hotaru BASE ART FES」を主催します。会場は青楓館高等学院の明石校舎で、生徒が手がけたイラスト・絵画・デザイン作品などが展示されます。

“好き”を趣味で終わらせない。高校生の作品を販売する「Hotaru BASE」が校内アートフェスを開催

“好き”を続けるための手段を、学校が生徒と一緒に考える

大人になるにつれて、多くの若者が“好き”を「趣味」として手放していきます。株式会社マイナビの「2026年 高校生が描く地元と将来のかたち調査」によると、高校生に将来の働き方を尋ねた質問では「好きを仕事にしたい」が22.8%で最多でした。一方、同じ調査で「働くこと」の意味を尋ねると、「お金のため」が60.2%にのぼっています。また、株式会社ジンジブの「現役高校生が選ぶ『なりたい職業』アンケート2026 〜おしごとフェア編〜」(有効回答898人)では、デザイナー(11.2%)やイラストレーター(11.0%)が上位に入りました。好きなことを仕事にしたいという願いと、生活のために働く必要があるという現実のあいだで、多くの高校生が揺れています。

青楓館高等学院は、諦めてから理由を探すのではなく、諦める前に続ける方法を生徒と本気で考えたいとしています。その考えから生まれたのが「Hotaru BASE」です。「好きを、終わらせない」をコンセプトに、「好きなことをしよう」と励ますだけで終わらせず、好きなことを続けていくための手段まで生徒と一緒に考えます。具体的な取り組みは次のとおりです。

  • オンラインショップや展示会で、生徒の作品を「商品」として実際に販売する
  • 個人からの制作依頼や、企業での展示の機会を生徒に届ける
  • 生徒一人ひとりの想いを「ARTIST STORY」として発信し、作品と作り手の両方を知ってもらう

販売される作品のなかには数千円から数万円の価格がつくものもあり、これまでに複数の作品がSOLD OUTとなりました。個人からの制作依頼も届きはじめており、ある生徒はHotaru BASEを通じて作品の制作依頼を受けています。自分の作品が誰かに求められ、対価を受け取る経験が、「好きは趣味で終わるもの」という思い込みを生徒自身の中から崩していくといいます。

“好き”を趣味で終わらせない。高校生の作品を販売する「Hotaru BASE」が校内アートフェスを開催

アートで変わりはじめた3人の生徒

K.Nさん(高校2年生)|作品は「今、ここに生きている証」

幼少期から闘病生活を送り、入退院を繰り返してきたK.Nさん。その日々のなかで、絵本やアートを見ている時だけは痛みや不安が和らぎ、想像の世界に支えられてきたといいます。いまは自ら作品を生み出す側に立ち、何気ない日々の大切さを知っているからこそ、日々の一瞬の煌めきを作品に留めたいと、アート作品やグッズなどの制作に打ち込んでいます。本人は「多くの方々に、あの時私が感じた痛みや不安を忘れて心も身体も自由になれる時間を届けたい。」と語ります。今度は自分の作品が、誰かの日常の中で、新しい一歩を踏み出す時や、心が疲れた時に、そっと寄り添える存在になれたら——。そんな願いを作品に込めて、今日も制作を続けています。

C.Tさん(高校1年生)|描くのは、自然や動物

中学時代は吹奏楽部で演奏のリーダーを務め、大きなプレッシャーを抱えていたC.Tさん。絵については、アート系の学校に進んだ姉に憧れ、「うまく描くこと」ばかりを考えていたそうです。ある日、大切なのは誰かのように描くことではなく、好きなものや心を動かされたものを素直に表現することだと気づき、いまはクラゲやクジラなど自然や生き物をモチーフに自由な発想で描いています。入学当初は人と話すこと、特に大人と話すことが苦手でしたが、アート部での制作に加え、地域と連携するPBL(課題解決型学習)で外部の大人と関わる機会が増えるうちに、少しずつ苦手意識が和らいでいきました。現在は大学主催のアートコンペへの応募にも挑戦し、「10代のうちに自分のハンドメイドブランドを立ち上げる」という目標を掲げています。

陽画冰さん(高校1年生)|世界の矛盾を描く「青」

もともとは外で走り回るのが大好きだったものの、環境になじめず家にこもるようになった時期があった陽画冰さん。SNSで好きな絵に出会ったことをきっかけに、自分の世界を描くようになりました。日によって好きなものが変わる自分の心も、美しさと醜さをあわせ持つ世界も、決めつけずに描き留める。その揺れる心を包み込む色として「青」を選んでいます。「私自身、すごく矛盾しているんです。でも、世界も同じだと思うんです。」と語る陽画冰さんは、入学後「アート部に入りたい」という思いから校内の成長目標(バッジ)にも意欲的に取り組むようになり、将来は作品を展示・販売できる場所を持つことを思い描いています。

“好き”を趣味で終わらせない。高校生の作品を販売する「Hotaru BASE」が校内アートフェスを開催

開催概要と、家族に感謝を伝える「ありがとうの日」

  • 名称:Hotaru BASE ART FES
  • 会期:2026年11月3日(火)〜11月10日(火)
  • 会場:青楓館高等学院 明石校舎(兵庫県明石市相生町2丁目5−8 J/1BLD)
  • 内容:生徒によるイラスト・絵画・デザイン作品などの展示
  • 主催:Hotaru BASE(青楓館高等学院 生徒アートプロジェクト)

会期中の11月9日は、生徒が保護者へ感謝を伝える「ありがとうの日」です。16:00〜18:00に保護者を招き、生徒が自分の作品の前で、制作に込めた想いと感謝を伝える場が設けられます。うまくいかない時期も一番近くで見守ってきた家族に、面と向かって伝えにくい気持ちを作品を通して届けるという試みです。当日は、生徒による作品解説(ギャラリートーク)、生徒から保護者へのメッセージカードの手渡し、保護者・生徒・教員の交流が予定されています。

11月9日の16:00〜18:00にはメディアの取材・撮影も受け付けており、会期中(11月3日〜10日)の取材も相談できるとのことです。生徒の作品はHotaru BASEのオンラインショップでも見ることができ、各生徒の物語の詳細は公式Instagramで紹介されています。

青楓館高等学院は、ミッションに「子どもの未来を守る」、スローガンに「自分らしく生きていく」を掲げる通信制高校サポート校です。2023年4月に明石本校を開校し、兵庫県明石市・芦屋市を拠点に、オンライン校も運営。PBLや各界のプロを招いたゲスト授業を通じて、生徒の「やりたい」に合わせた多様な進路を支援しています。

出典:株式会社青楓館

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