株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンは、文芸評論家・三宅香帆さんの著書『「好き」を言語化する技術 新装版(ディスカヴァー携書)』を2026年10月23日に刊行しました。好きな作品や推しへの思いを自分の言葉で語るためのコツをまとめ、累計30万部を突破したロングセラーが、新しいカバーで登場します。

心は動いたのに、言葉が「やばい」で止まってしまう
作品に心を揺さぶられたはずなのに、人に話したりSNSに投稿したりしようとすると、「やばい」「最高」「なんかよかった」くらいしか出てこない。本書が向き合うのは、こうした「ありきたりな感想」の悩みです。対象は本・映画・舞台・ドラマ・スポーツなど幅広く、「好きなもの」を語りたい人すべてに向けた内容になっています。
SNSには他人の感想が大量にあふれていますが、それをなぞるだけでは自分自身の本当の感動は伝わりません。誰もが発信者になった「国民総SNS時代」だからこそ、自分の言葉で「好き」を語る力が求められています。

必要なのは語彙力ではなく「3つのコツ」
著者の三宅さんは、ベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』でも知られる文芸評論家です。本書では、他人の言葉に流されずに「自分だけの感想」を生み出し、それを魅力的に発信するための具体的な方法を、わかりやすく解説しています。紹介されているコツは次の3つです。
- 自分の感情をいちばん大切にする
- 妄想をこねくり回して、感想を生み出す
- よかったところを細分化する
特別な才能や豊富な語彙、難解な文章術は求められません。「ちょっとしたコツ」を知ることで、ありきたりなレビューから卒業し、読む人の心を動かす言葉が書けるようになる、とされています。
こんな悩みを持つ人に向けた一冊
- 映画を観たあと他人の感想をSNSでリサーチしてしまうが、本当は自分の言葉で感想を発信したい
- 好きな作品について、浅い言葉ではなく自分らしい表現で語りたい
- 好きな作品や推しを語ろうとすると、「おもしろかった」「すごい」「やばい」「よかった」といった凡庸な表現しか出てこない
- ファンレターやブログを書きたいのに、ネタが思いつかない
- なぜその作品や人に魅かれるのかを言語化したい

新装版はカバーのみ変更、内容は2024年版と同じ
今回の新装版は、2024年7月に同社から刊行された『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』の新カバー版です。カバー以外の内容は同じとなっています。仕様は携書で256ページ、ISBNは978-4799333563。紙書籍に加え、電子書籍(Kindle)でも販売されています。
著者の三宅香帆さんは1994年高知県生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士前期課程を修了し、小説や古典文学、エンタメなど幅広い分野で批評や解説を手がけています。著書には『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』『「好き」を言語化する技術』『「夫婦」不在社会』など多数があり、2025年には『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で「新書大賞」を史上最年少で受賞しました。X(@m3_myk)やYouTube(@KahoMiyake)でも発信しています。